部分については、様式の見直しとともにDSC4で承認するために、独及び事務局の用意したリストをもとに、E/TグループでTをIMDGコードから取り除く作業を行うこととなった。
5.IMDGコード様式の改正(議題も関連)
(1)E&Tグループ(DSC 3/5、DSC 3/5/Add.1及びDSC 3/5/Add、2)
(1997年3月及び9月に開催されたE&Tグループ会合の報告)
米国が準備した新様式IMDGコード総則部分(パート1‐7)のドラフトをたたき台としたE&Tグループの第1回検討(lst reading)の結果としてまとめられ提出された。この総則案は最終案ではなく、引き続きE&Tグループで検討され、今後E&Tグループで詳細に検討される表方式の「危険物リスト(事務局集)」とともに、DSC4に承認のために提出される予定。
(2)旅客船による個品危険物の運送(DSC 3/5/1ギリシャ)
(旅客船による個品危険物の運送に係る現IMDGコードの規定に関するギリシャ提案)
ギリシャの提案は、特に重大な事故が起きていないこと、現規定の特定の部分を改正する提案でもないこと等の理由により特に現規定を強化する必要性は認められないことが多くの国の代表から指摘された。しかしながら、討議の中でE&Tグループによって最近策定された「イツシアネート類(毒物)の積載方法」が旅客船に対して緩いこと、現在旅客船に積載が許可されている危険物にも危険性の高いものもあるので見直しが必要なこと、IMDGコードにおける旅客船の定義中の旅客人数がSOLAS条約に定めるものと異なること等の問題点が提起された。この結果、これらの問題を検討して行くこととされた。一方、ギリシャは、本件に関してMSC69及びDSC4へ具体的な提案を提出することを表明した。
(3)IMDGコード新様式のための容器包装仕様表(DSC 3/5/2英及びDSC 3/5/3間)
新様式IMDGコードに採用される容器及び包装の仕様表(Packaging Instructions:以下「PI」)。このPIは国連勧告に採用される予定の全運送モード用の基本PIを基に作成されることとなっている。英及び米は共同提案として国連勧告に採用されるPIのドラフトを国連委員会に提出している。これをたたき台として今年3月上旬カナダ(オタワ)において開催予定の作業グループ及び7月の国連小委員会で各運送モードの意見を持ち寄って総合的にその調整が検討される。この国連ベースにおける作業に対してIMOの意見を集約するために蘭(DSC 3/5/3)が準備した次の問題点について検討したが、確定的な結論には達することができず継続的に検討することとなった。なお、我が国の業界