の提案は、独、米国、英国、仏等日本を含む多数の国より支持が得られ原則的に合意された。日本は、この提案の検討に際し、「特定の種類の物質グループには、危険物だけでなく非危険物も含まれるか否か?」を明文化する必要がある旨指摘した。詳細の検討については、E&Tグループに委ねられた。
? コンテナ船におけるコンテナ相互の及びro-ro船における貨物輸送ユニット相互に関する隔離表の改正(DSC 3/3/20独)
危険物を収納したコンテナ又は貨物輸送ユニット同志の船横方向水平積付に関しても24メートル以上隔離した場合は許可されるよう関連の隔離表を改正する提案である。独は、IMDGコードの積み付け及び隔離要件について更なる作業を行う旨表明し、本提案を取り下げた。
(7)その他の水反応可燃性物質(固体)、クラス4.3、UN3132の追加(DSC 3/3/6米)
その他の水反応可燃性物質(固体)(UN3132)の個別スケジュールを追加する提案である。本提案は、合意され第29回改正として取り扱うこととしE&Tグループにて最終的に個別スケジュールが作成されることとなった。
(8)フレキシブルIBcs、内張りに関する要件(特別要件3)(DSC 3/3/7米国)
当該フレキシブル又はファイバ板IBCsが十分に粉末不漏性の要件を満足している場 合には、現規定で要求されている独立したチューブ又はバッグ性内張りを必要としないことと規定するよう特別要件3(IMDGコード総則26節付録2)を改正する提案である。本提案は、合意された。
(9)クラス7関係
? 放射性核種クリプトン-79のA1値及びA2値の付録1への追加改正(DSC3/3/8米国)
IMDGコードクラス7通則付録1のA1A2値表に核種クリプトン-79のA1値及びA2値を含める提案である。議長より本件は、IAEAで議論をした後IMOにおいて検討すべきである旨指摘があり議長提案が了承された。
? 新様式用IMDGコードクラス7規定の改正
クラス7WG(議長:C.ヤング氏英)は、次をたたき台として、新様式IMDGコードに IAEAST‐1(IAEA安全輸送規則1996年版)を採り入れるための作業を行い、第1回目の通則テキスト及び見本のクラススケジュールを作成した。
(イ) DSC 3/INF.2
(口) 国連勧告にST-1を基にクラス7関連規定を採り入れるためのドラフト
(ST/SG/AC.10/C.3/1997/66)
これらは、今年秋のE&Tグループ会合に提出され、エディトリアルな修正を行う。同