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4. 試験マニュアル第1部の改正案

 

4.1  6(c)試験

 

4.1.1 6(c)試験の検討はW/Gにおいて行われた。今回W/Gでは時間的制約もあり高度の技術的内容を含む各国提案を具体的に検討することができず、今後の検討の進め方に関する検討が主たるものであった。W/Gは米国からの申し出により本件検討を会期外W/G(1998年2月2日-8日、ワシントン)において行うこととした。本小委員会はこのW/Gの決定を承認するとともに、次回会合(14SCE)においても W/Gを設けて本件を検討することとした。

 

4.2 UN圧力容器試験

 

4.2.1 今回会合にはUN圧力容器試験に関する提案文書が無く、本件についての検討は行われなかった。

 

4.3 その他の試験マニュアルに関する改正案

 

4.3.1 分類判定のためのスクリーニング試験を試験マニュアルに追加試験として加えるとするCEFIC提案(97/4)はその趣旨が採択された。本件は、CEFICが今回会合における各国意見及び今後CEFICに直接送られる意見(8月末日)を考慮して14SCEに修正提案を行うこととなった。

 

5. 化学品の分類及び標札に関するシステムの国際統一

 

5.1 一般

 

5.1.1 米国は97/22により1997年2月にオッタワ(カナダ)で開催されたIFCS第2回会合の概要報告を行った。この会合では、分類システムの国際統一に関する19COEでの検討結果が承認され、未解決事項については引き続きILO/UNCETDGにおいて検討することが了承された。

 

5.1.2 この会合では統一分類システム(Globally Harmonized System:GHS)を不拘束文書とすることの合意が得られたが、英国はこのGHSの履行及び最新化のための検討の場としてUNCETDGを提案した。この提案に賛意を示す国もあり、IFCS は英国及び米国が次回I0MC CG/HCCSにこの件に関して提案することとを承認した。

 

5.1.3 ILO代表は本年6月に開催されたI0MC CC/HCCSの検討概要報告の中で、この会合でも多くの国がGHSの履行等に関する英国提案の趣旨に賛意を示していることを報告した。ILO代表はILOにおける標札と有害通報システムの統一に関するW/Gの設置に関

 

 

 

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