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平成6年度に1名の子宮がん患者を発見し開腹手術を受け現在健在である。その他の年度には子宮がん患者は発見されなかった。今のところ特に高齢者の受診数が少ない。

F. 乳がん検診

図9に示すように平成6.7年度にはやや受診数は減少しているが,子宮がん検診と同様に,乳がん検診のアピールの仕方が悪かったようである。過去4年間に乳がん患者は発見されなかった。今のところ特に高齢者の受診数が少ない。

 

III 都祁村診療所で発見した各種新生物患者,胃がんを主として

都祁村診療所は,それまで村医をしていた開業医の死去に伴い,平成元年4月に開設された。私(森藤内科医師)は前任の中西医師を引き継いで,第3代目所長(都祁村保健センター所長兼務)として平成5年7月1日都祁村診療所に赴任した。唯一の常勤医師であり,そのほかに, 1名の内科医師がパート医として胃カメラ・腹部エコー検査を水曜日午前中担当していた。村長以下村民の理解があり,その後徐々にパート医が増員され,現在図10のような勤務体制になっている。平成8年度は年間8,374件の患者が受診し,図11のように胃カメラ387件.腹部エコー264件の検査を施行した。なお,胃検査は胃透視Xpよりも胃カメラを受けるように患者に極力勧めている。

図12に都祁村診療所で過去4年間に発見した各種がん患者とその経過の内訳を示す。

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