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寺山 正幸(足立区地球の会)

 

紹介頂きました足立区地球の会、最近東武蔵地球の会と名前を変えました寺山正幸です。よろしくお願いします。

綾瀬川がワーストワンを脱却して喜びの声が聞こえてくるような感じがしますけども、まだまだ汚い他の川が汚れているんじゃないかなと、そう思っているんですよ。私達の飲み水の金町浄水場、その2キロ上流にサカ川という川がありますが、見たことおありの方もいらっしゃるけど、東京から逃げ出したくなる程きたない川です。そのサカ川の上流にザオウ川っていう川がありますけど、今年の夏ですねすごい悪臭で大騒ぎしました。ようするに第2、第3のサカ川が誕生していると、ようするに我々の飲み水が心配というのは増えていくんじゃないかとそういうふうに考えます。じゃなぜザオウ川がそんなふうに汚れたかというと結局は公共下水道の結果なんです。結局公共下水道が進んできますと、川に水がなくなってしまうそれが原因になるわけですね、もともとの原因はなにかというとやはり利権と硬直した頭脳があるんじゃないかとそうおもいます。東大の中西じゅん子教授はですね、公共下水道は巨大であるために不経済で工事が遅れ水質汚濁の元凶であるとそういってます。とにかく公共下水道は時間がかかるし、人口増加には間に合わない訳ですね、もっとこう柔軟な方法をやるべきだったと思います。

とにかく公共下水道は住民に大きな水道料とか税金とか高い負担をかけてるわけですね、自治会にとっても負担が大きいわけです。ですからこれを公共下水道を見直して柔軟にどうしたらいいか知恵を集めて、河川行政っていうのを進めることが必要ではないかとそう思ってます。ことに神戸で地震の結果が見られたように公共下水道っていうのは地震に弱い、たとえば綾瀬川について、草加の方にはちょっと悪いんですけど草加のこともちょっと調べてみました。
昨年の新築した家、建築確認数は1685、そのうち約1000件が公共に結ばれているわけです。そうすると残りの約650件が単独浄化槽、単独浄化槽が結局悪さをしていると、かたや排水のうちトイレだけを処理してるからですね、合併浄化槽にすればこの部分だけきれいになるわけで、ただ問題は合併浄化槽の方が単独浄化槽より値段が高いわけです。その部分を補助して単独浄化槽と同じ値段にすれば、とにかくそれだけはきれいになると、各自治体ではそれに対しては補助を出してます。たとえば松戸や流山は60万、それから川口、越谷30万、ところが草加は0円です。これで私は草加市長と交換質問状を出して手紙のやりとりをやってますけど、私に言わせるとあまり熱心じゃないと、とにかく単独浄化槽を滋賀県年は昨年禁止にしました。
元大蔵大臣の武村さんが滋賀県の知事であった頃滋賀県独自の下水道行政をやろうとした時ですね建設庁がものすごく圧力をかけたと、そういうことを彼は草の根民主主義という本の中で書いてますけど、やはりそのへんがですね草加市あたりにも影響を与えてるんじゃないかなとそう思ってます。とにかく綾瀬川流域、すみやかにですね滋賀県に次いで単独浄化槽を禁止する、そして日本中が単独浄化槽を禁止することによってすみやかに日本の川はきれいになっていくんじゃないかなと、とにかく公共下水道を縮小して皆さんの知恵を集めて決断することが必要じゃないかなと、それでとにかく森がだいぶ傷んでるんです。日光そ周辺の山々ですね、首都圏の方を向いた東南の森というのは相当枯れているわけです。酸性雨による酸性土壌がですねもう限界にきてるんじゃないかとそういう状態なのにディーゼルカーがこの10年間の間に3倍に増えているとこれはねやはり政治の責任ですね。やはり政治は責任を自覚してほしいと、とにかく今、ゴミ問題もだいぶリサイクルなんかが行き詰まっていますけど、やはり抜本的に解決策を問わないともうゴミ問題というのはにっちもさっちもいかないと、この間滋賀県の町長が襲撃されたけどこれもゴミ問題のシンコンが原因じゃないかと結局今のゴミ行政は出して埋める燃せば大気は汚れるそしてかつ猛毒であるベトちゃんやドクちゃんを生んだダイオキシンが発生したと、とにかく環境問題をいろいろと考えてみると政治が計算することが沢山あるとそういうふうに思います。

 

 

 

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