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小松 庸男(毛長川の水と緑を守る会)

 

毛長の水と緑を守る会の小松と申します。

本当は2つの会がありまして、一つは毛長川の会ですがもう一つ毛長川の支流になりますタツイ川の水と緑を守る会こういう会がございます。今日はこの二つのことをいっしょにお話していきたい、こういうふうに思います。タツイ川というのを聞いたことのない方が多いと思いますが、ちょっとこの地図を広げて頂けるとありがたいんですが、先程伝右川や毛長川のことがでていました綾瀬川の支流として草加市を流れている3つの川があります。その一つが先程話があった伝右川だいたい綾瀬川と平行して走っています。それからもう一つは古綾瀬川というのがあります。これは本来昔の綾瀬川の流れなんです。洪水を防ぐためということで直線的に松原のところの水路を新しく作ったんですね、それでもとの綾瀬川が残された形、本来はそういうふうに曲がりくねった綾瀬川だったとこういうふうに理解して頂きたい。

それから先程からでています毛長川、これは東京都と埼玉県草加市と足立区ですね、この間を流れて綾瀬川に入ると、でタツイ川というのはどこかといいますと、毛長川のまんなかへんに武蔵野の道というのがあります、このところの毛長のなかのところからずっと掘り進んでいった人工の川です。これは草加の南部の水害を解消するためということで人工的に川を掘ったわけですね。ずっと上の方へ行って赤い星印があります、これはタツイ川の吸入水路の浄化施設そっからもう少し北の方へ行ってから左の方へずっと曲がります、で横道というところで安行街道のところへでてそれから最終的にはまだ完成してませんが最終的には川口市の東本郷というあたりまで掘り進んでいきます。そういう川です。まさに人工の川で、しかもまだ未完成の川こういうふうに理解して頂きたいとおもいます。

私共が会を作ったのは4年位前ですけども、とにかく綾瀬川をきれいにするためにはまず支流をきれいにしなければダメだと先程足立の川を考える会の方がそうおっしゃってましたけれども、これが川をきれいにする基本だと思います。我々がよく川をきれいにするにはまず台所から流す水をきれいにする、そういうことを言いますが、これも川のとくにタツイ川なんかは源流が台所の水そのものといってもいいような川でございます。だから流す水をきれいにすること、これはもちろんですけれども、それと同時に今度はタツイ川の水をきれいにする毛長川をきれいにするということによって綾瀬川がね、本来のきれいな水を取り戻すんだということで、特に3つの支流の中でね一番よごれてるのが伝右川です、でその次が古綾瀬川です、で3つの中で比較的きれいだったのが毛長川です。そういうだいたいランクがつけられます。ところが最近毛長川はかなりよごれてきました、で汚れてきた原因の一つは、護岸工事だと思います。現在3川合流の所からですね、ずっと昇って東武伊勢崎線か交わってるところがありますね、ここまではだいたい19mの鉄の管を打ち込んでやいとといいますけども土手は全部コンクリートで固めてしまいました。した

 

 

 

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