私も昨年神戸に行ってまいりました。1週間という短いことだったですけど、非常に水については地元の方もこまっておりました。時期的にちょうど震災のあと、あの前後は大学生が校外活動で勉強する機会を与えられた時期ですのでボランティアとして大変活躍されました。あの20リッターの重いタンクをですね中、高層の15階、20階これをエレベータもなければそれこそ階段をですね1段、1段持って上がるあれはとてもでないけど我々年配の者にはできるわざではないんですね。一番私が感じたのはまず水ということですね、神戸は六甲の水というおいしい水があるんだが、しかし私達が飲んでる水は淀川の水だよと神戸の人は言ってました。東京もそうですよね、東京で東京の水を飲めるというのは三多摩のごく一部のところですよね、我々足立区の人間はじゃ水はどこからといいますと、群馬県の山奥からとうとうと流れてきた水を使ってるわけだ。そういう意味で綾瀬川の水も決して悪い水じゃないんですよ、使えるんですよ、私も事実、昨年は自分が実験しなければなにもものは言えないと思って実験しました。
綾瀬川の水をポリタンクに入れて汲んだきたんですね、それでそれを濾過しまして入浴に使ってみました。私ぐらいのものでしょう綾瀬川の水で入浴したのはそれも昨年の話です。ま、今年はやってませんけどもその時に汲んできた水のpHがだいたい酸性で4.8〜5程度ですね。CODが25程度真水の汚れというものは、そのくらい汚れているんですがでもそれでも使えるんです、使いようによっては、ですから決して綾瀬川がきたないからといって目をそらさないで、川は川なりに自然に流してあげて下さい。あんまり手を加えないで今まで高度成長期からあまりにも川に手を加えすぎた、これが川を汚してしまう、川を殺してしまうもとになるんですね。自然の流れにまかして流してほしいんです。昨日、一昨日ですかね、綾瀬新橋を車で渡る時にいつも見るんですが、あの綾瀬川につがいのオシドリが泳いでいました。そのくらい綾瀬川もきれいにはなってきました。なので、皆さんもひとつ川というものをよく親しんでください。親しむということはいたずらにいじってはいけないということなんですね。どうかこの綾瀬川をきれいにするということを皆さんがですね一生懸命考えて頂いて行動するとこをお願いしたいと思います。失礼しました。