日本財団 図書館


関根 友昭(水の子会)

 

一昨年から活動をしておりますが、水の子の関根と申します。

私はですね水資源というものをどのようにわけたらよろしいのかということをまず考えます時に、第1の水資源は川から湧き出た水がダムにたまる、そのダムまでが第1の資源というふうに考えております。第2の水資源これはダムから川に流れましてですね、それを取水して浄化して私どもの家庭の水道水として出てくるこれまでを第2の水資源とこのようにとらえています。では第3の水資源はなんであろうかということになりますと、第3の水資源は家庭の雑排水、これが第3の水資源だというふうに位置づけております。それで私は第3の水資源をいかに有効に使えるかということを6年前から研究しておりまして、今ではですね飲める程に第3の水資源をつくることが出来るようになりましたけど、まだまだこれは一般的な事でなく、私が自主研究したものなんですが、その家庭の雑排水をもう一つあるんですね、第3の水資源というのはこれは雨水なんですね、雨水はこの都市にあってはただいたずらに下水にながれていくだけでなんの意味もないですね、これを地下に浸透させるということこれも一つの方法なんです。だがしかしこの足立区では地下浸透させるのにも限度があるんです。
土壌的にあまり浸透していかない、こういう欠点があるんですね。ところが綾瀬川の上流のほうへ行きますとまだまだ田んぼ、畑が沢山あるんで地下浸透は充分していきますが、それでも数年前に蓮田市で住宅開発が進んで地盤沈下をして大手デベロッパがかなりの費用をかけて建物を補修したというようなこともあります。足立区ではもうすでに開発済みですから、あまり最近は地盤沈下ということはいわれてないんですが、それでもまだ20年、25〜26年前までは地盤沈下というものが見られたんですが、しかし、これ以上は地盤沈下もないようですし、雨水を地下浸透させるということはそんなにはできないんですね。では雨水をどういうふうにしたらいいだろうかということになりますと、これを利用する方法はいくらでもあるんですね、簡単な方法なんです。ですから雨水を利用し生活の雑排水を汚水は別ですよ、汚水というのはトイレの排水が汚水ですから生活の雑排水というと、台所、入浴、洗濯、洗面等こういう物の排水なんです。
これをですねリサイクルするということは可能なんですね。なぜ可能かといいますと下水道が普及して今まで合併浄化槽あるいは単独浄化槽で浄化して流していたものがですね、下水道の普及でその設備がいらなくなった、これの再利用ができるんですね。それほどお金がかかるわけではないんです。ま、残念ながら時期が遅すぎたということもいえますけど、この地下水槽をだまって眠らせて埋めてしまうということは非常にもったいない話ですね。ここへ雨水をためて、又は生活雑排水を浄化、濾過してですね、溜めて、循環しておけは、いざという時の水は充分まにあうんです。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION