塚原 健男(足立の川を考える会)
足立の川を考える会の会員であります塚原です。
今日は綾瀬川という関連で私は、毛長川の観察から2、3報告したいと思います。
11/16付の読売新聞がとねり二つ橋あたりの実験場があるんですが、そこで魚を捕獲いたしまして、先程山道先生のお話の中にもありました里親という制度を足立区でもやっております。これは画期的なことで私達も拍手を送りたいと思うところでございます。そこで残念ながら、毛長川の中で魚が住めるという環境にあるのはこの実験センター付近ということは二つ橋から上流そんな広い面積じゃないんですが、それで我々の会の会員も二つ橋から下流を調査しましたところ、ほとんど魚類はいないという報告があがってきております。ところが、よくよく観察してみますと谷塚橋ですね皆さんごぞんじないと思いますけど毛長の中流部分ですね毛長の谷塚橋の下にですねカモが越冬してるんですね。これ不思議なことになぜ越冬できるかというと両側がフェンスで囲われていて、ネコが入らないで橋があって、雨がしのげて、若干草が生えて、そこで餌はあるし住処としては十分鳥としては生きられるという条件はそろってるわけですね、それで越冬してるわけです。それでつい最近工事が始まりまして3日位前までいたんですが、工事が再会されたと同時にどっかにいなくなったという結果に終わってます。
もう一つはですね、国道四号線のバイパスの下なんですが、これもやっぱり橋の下でちょうどいい湾頭になってるんですね、本流からちょっとはずれて湾頭になってますからちょうどそこにカタヤシというんですかねメダカの一種なんですがこれが50匹位のむれでですね直径lm位の湾頭なんですがそこでグルグル回ってるわけです。ところが本流へ行くと水が汚くて出られないんです。そこでご存知のように綾瀬川は干満の差がありまして、水が引けると底が見えてくるんです。よくよく見ますとそこに糸ミミズがいましてその糸ミミズを食ってそこにカクヤンが生きられたという条件なんですね。ですから条件さえそろえば生物の方からそこへ集まって来てくれるということが証明されるんじゃないかなと思います。それで時間の制限がありますので工事に関しては省略させてもらいたいのですが、綾瀬川本流の浄化ももちろん大切なんですが、そこへ流れ込んでくる支流ですね、たとえは伝右川とか毛長川ですね、そういう支流の方も注目して行政の方でも重点目標にいれてもらいたいと、いうことで私の観察からみた意見として報告しておきます。ありがとうございました。