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これは多摩川の水はきたないんだけども、なんとか飲んでみようというバカな試みのコーヒー野点の会というやつをつくってですね、結構おいしかったですよ。それから、川に復活させて子供達に昔の漁法を教えようという例です。これは親子という関係はとても生々しいもんですから、すぐ喧嘩が始まるんですけれども爺さま婆さまと孫という関係はとてもコミュニケーションがうまくいくそうです。昔、漁協の方で今も漁協をやってる方で昔やってた漁法を年に1回子供達に教える会です。喜々としてやっておられます。これは自然観察会です。これは自然観察会とはちょっと別ですがいろいろ歩き回った事をマップにしてこの地域にどんなマップがあるかどんな川にすればいいかと公民館の活動でやっている例です。これは磐田市です。これも絵を描いています。こういう形でですね、昔どこでなにをして遊んだかと、今子供達はなにをして遊んでるかとこういうのをどんどん書き込んでます。これはまたちょっと違います。そういうものを集めて地域住民が、これは集まれ平瀬川ということで自分達で流域の自然環境マップとかレクレージョンマップとか自分達で作ったものです。これもそうですね、久留米川とか落合川とか、最後になりますが川に対する安全の対策として、これはロンドンのテムズ川ですこういう浮輪がですねいつも50mピッチ位で置いてあります。だから左側が川なんですけどフェンスがないんです。もう一つの側です。これはテムズ川を愛してやまない人がですね亡くなったんですけど、家族が故人の遺志としていってみれば香典返しみたいにしてベンチを寄付されてるんです。字はわからないけど、誰々本当にテムズ川を愛して皆さんと交流ができて良かったと、そのために故人の生前のお礼をかねて皆さんにベンチをプレゼントします、とテムズ川河畔に置いてあるんです。イギリスはなんかこれがあっちこっちにあります。今の話は私のつたない英文を読んで解釈したものでたぶんそういうことだろうと思います。

はい以上で終わります。あと1分で終わりますが、ようはこういう形で身近なところからいろんなことを始めていく、川に対する思いを伝えていく、あるいはマップを作ってみるというあたりからですねやはりそのいい川作りはスタートするんだろうと思うわけです。そういう意味からしてあまり大きな事を考えないでやはり手身近なことからやっていくというようなことをお互いつなげていったらですね非常に流域の中に活性化してくるというふうに思うわけです。そうしてやはり基本は川をこう地元の川だけでなく、源流まで行ってあるいは下流まで行って川を見るというようなそういう観察から始めていくことがいい川作りあるいはいい水質、水量を作っていくためのスタートじゃないかなと思うわけです。大きいことは、そのうちどんどん、どんどんいろんな人が協力していって自然に膨らんでいくものだと思いますので、是非身近な所からですね、ちょっとしたことでもかまわないので始めて頂きこれがいい水質作りになっていくんではないかとこういうことでございます。

ちょっと長くなりましたけど、話題提供ということで話をさして頂きました。ありがとうございました。

 

 

 

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