批判で少しずつ改善しようという発想になってきたことは非常に評価すべきだろうと思うわけです。こういうことも住民の方の根強いいろんな意見陳情だとかそうゆうことでやっと実現してきたわけです。住民の方々にすればこれから長い間付き合っていく川ですから本当に納得のいくいい川にしてもらいたいという思いが行政を動かしたという事例だと思います。
これは神戸の震災1カ月後の風景です。やはり震災の時にですね水道管その他が全部ダメになりましてね川から給水をしてですね消防車に積んで初期消火に回ったんです。ところが川の水が全くないもんですからこういう深みにかろうじてポンプが入ってる状態です。こういう風景です。これも全部川からですね、こういう水がきれい、汚いは別にしてこういう水を使わざるをえない。これも完璧に涸れてしまったんです。ここからホースを垂らして土嚢をつんでたんですけど川にクラックが入りまして全部漏れてしまったんです。こういう視点も防震という視点から考えれば水が少々きたなくてもやっぱり水道があってそれが初期消火に役立つという意味では都市の川が新しい役割としてはこういう視点も持つ必要があるだろうというふうに思うわけです。
これは横浜です。横浜もドブ川が多いんですけどドブ川だって文化があるんだっていうので、カヌーフェスティバルをやっている風景です。いろんなカヌーです。これも3面ばり、2面ばりです。ここも臭いんですけど、とにかく全国に呼びかけて川から町造りを始めようということで、とにかくカヌー大会をやろうと市民団体の発案です。それが今町造りになってまして、今年で160艇位全国から集まって、又秋にイベントをやりました。そうするとここに護岸を作ろうとかですね階段護岸を作ろうとか、この水をなんとかしなきゃいかんとか、ゴミ掃除をやろうとか、この川に人が集まることによって周辺の町造りが今始まっている。これは上下流をボート下ろうということでEボートと称して最近あちこちの川でみます。
これゴミ掃除です。多摩川です。ゴミを掃除するんだけども、ゴミを掃除後にイベントを楽しもうというんでピクニックやったり、自然観察会をやったりという事例です。ただ単にゴミを拾うんじゃなく捨てさせないようにいろいろ工夫し、というんでゴミの調査もやっています。ゴミの調査の後に川の水質をみんなで調べようという試みもやっています。
これ島原です。まだこういう水路に地域の方が水神さんみたいなものをお祭りされてる。範囲ではですねとてもこの水路はきれいに維持されているという1つの例です。
これ柳川のドブ掃除です。掘割をきれいにするために地域の方々が集まって、月1回位日曜日に集まってドブさらいをやってます。