先程の総合的概念からしても、もうその時期というのはこえて今まで経験をふまえて行政のほうも総合的に川を見ていくという視点をもって政策をやっていくというようなあたりに発想の転換をしてもらわなければいかん時期になってきているじゃないかとこう思うわけです。ところがそうはいってもなかなかそういう総合的な川の見方をベースにしてアクションをおこす、政策をおこすというあたりがなかなかいかない。これまあ行政のですね制度上の問題等もあろうかと思いますけど、そこらへんの話を待ってるといつになるかわからないという不安もあって、これはもう地域に住む人達がもう本当に身近なことからアクションを起こしていく、そっからようするに川は自分達にとってどうあるべきだろうか、次の子供達にとってどうあるべきだろうかということを個々の問題ではなく総合的な感性でいいと思います。そういうあたりに視点をおいて身近なところからアクションを起こして行くというあたりが今とても大事な時になってきています。
行政にまかして、おそらく時間がかかるし果たして総合的にできるかどうかというあたりもなかなか見えない状況でありますので、地域の方々が自分達で起こしていくその中に行政だとか企業だとかあるいは学識者だとかを巻き込んでいくというような発想で良い川づくりをめざしていこうというようなことになりつつある、そこらへんを整理したものがこのペーパーです。そのためにどういうことをすれば良いのかということがここに書いてありますけど、1つはその右の方にありますけどそういう総合的な観点に立ってみずから地域に住んでおられる方々が将来その川と付き合っていかなくてはいけないわけですから、提言としましてはですね川づくりとは地域づくりだという視点からそこに関わる市民、企業、自治体、河川管理者等一緒になってそれぞれの持ち味、役割分担を生かしながら協力しながらですね川づくりを目指していこうというあたりがパートナーシップの構築というような提言で1つの姿勢として示してあるわけであります。その為にそれを築く条件とい