日本財団 図書館


の行政相談委員に来ていただいております。皆様はかつて教育界、経済界あるいは地方自治体などで要職を勤められたり、また、現在も様々な活動に従事されている、いずれも地域で信望のある民間有識者の方々です。

それから鎌田全相協会長と総務庁の塚本審議官です。

本日海外からお招きしておりますオンブズマンをご紹介します。パキスタンのオンブズマンのアブドゥル・シャクルル・サラムさん、ニュージーランドのオンブズマンのブライアン・エルウッドさんです。本日の通訳をしていただきます菅原さんです。

最後になりましたが、私は本日の司会をさせていただきます東北管区行政監察局長の平山です。

それでは、本日出席されております行政相談委員を代表いたしまして、竹澤委員にごあいさつをお願いいたします。

 

竹澤委員:ようこそ、社の都仙台においでくださいました。心から歓迎申し上げます。私は、東北地区の行政相談委員団体の会長をしております竹澤でございます。行政相談委員を体表しまして一言歓迎のごあいさつを申し上げます。

本日は、外国からお二人のオンブズマンをお迎えして意見交換ができる機会を持つことが出来ましたことは、われわれ宮城県内で活動している行政相談委員だけでなく、全国の行政相談委員にとっても大変光栄とし、喜びとするところでございます。

われわれ行政相談委員の活動につきましては、後ほど、意見交換の中で話題になると思いますが、自宅で、あるいは、相談所等で相談事案を受け付けまして、公平・中立な第三者的立場から、個々の相談事案の解決に取り組んでおります。これら個々の苦情事案の解決を通じまして、行政の改善そのものにも役立っているものと信じております。

本日は、お集まりの皆様方にパキスタン及びニュージーランドにおけるオンブズマン制度、また、我が国における行政相談委員制度について意見交換をしていただきまして、今後の我々の活動に役立てたいと思っておりますのでよろしくお願い申し上げます。

 

平山局長:先ず、簡単に宮城県及び仙台市の概況を申し上げます。

1996年7月末現在で宮城県の人口は約232万7千人です。市町村の数は71市町村であり、内訳は10市59町2村です。宮城県の県庁所在地である仙台市は東北の中心地であり、人口が96万人です。緑が多く自然環境に恵まれた学園都市として全国に知られております。

宮城県内には行政相談委員は94名委嘱されておりまして、男性が64名、女性が30名となっております。

地域住民の苦情や要望がある場合、それをどこでどのように受け付けるかというのが地域における行政相談委員活動の触発点であると思います。そこでまず、相談委員の方から相談事案の受付についての話から始めていただければと思います。そして、それについてオンブズマンの方々から質問をいただければと思っております。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION