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?X 地方公共団体オンブズマン等による意見交換会

 

1. 日時:平成9年10月30日(木)10時〜13時

2. 場所:ホテルメトロポリタン仙台「芙蓉の間」

3. 参加機関[12機関]

別紙のとおり

 

4. 会議の概要

[開会あいさつ](総務庁行政監察局行政相談課長 本田清隆)

本日はお忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。昨日の特別講演、パネルディスカッションには、北は北海道、南は沖縄まで、全国から地方公共団体のオンブズマンの方々、行政苦情救済に携わっている方々、そして、学識経験者の方々など多数のご参加をいただき、大変盛況でございました。大変うれしく思っています。

私どもでは、いろいろな形で国際会議に出席し、外国のオンブズマンとの交流に努めているところですが、その際、必ず最初に感じることは、国により、その制度はそれぞれ異なるものであるということです。

我々、総務庁が担当しております行政相談制度は、昨日、特別講演のありましたパキスタンやニュージーランドの制度とは形態が異なりますが、その果たしている機能は同じであるということで、諸外国のオンブズマンの方々から理解され、評価されております。また、諸外国の中には、日本の行政相談制度の持つ良さをそれぞれの制度の中に取り入れていこうという動きすらあるところも見られます。もちろん我々としましても、諸外国の制度を十分に理解し、良いものはどんどん取り入れていくのが当然であると思いますし、その努力をしていきたいと思っています。

それぞれの国柄や風土、文化などに根ざした形で制度が存在しており、また、そうした制度が最も効率的かつ効果的な制度と言えるのではないかと思います。そういう意味で、外国のオンブズマンが有する制度の運営、課題及びそれに対して工夫している点などのお話をお聞きするということは我々にとってもメリットが大きく、我が国の制度を見直していく契機になればという思いも込めまして、フォーラムを開催しております。

現在、我が国においては、地方公共団体でオンブズマン制度を導入しているところも増えてきている状況にあります。それぞれの県あるいは市において、それぞれの風土に合った制度があっても良いと思いますし、そうあるべきだと思います。

先般、外国のオンブズマンによる国際会議に出席させていただく機会がありましたが、そこでは、行政苦情救済を通じて社会を良くしていこうという同じ目的のもとに、各国のオンブズマンがそれぞれ抱える課題について、語り合っていました。

 

 

 

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