・その他(調査中止、取下げなど)7件(7.0%)
※調査継続中のもの19件(19.0%)
?B 勧 告なし
?C 意見表明なし
?D その他
初年度(平成8年度)の活動状況報告においては、勧告・意見表明に該当するものがなかったが、これに代わるものとして、「県政オンブズマン制度発足後6か月の所感」という形で、知事へ県政オンブズマンがこれまでの申立ての処理を通じて感じたこと―特に、県職員に「公僕」意識の徹底を図る必要があること―を報告した。
5. 効果
?@ 県政オンブズマンが県民感情をもって県職員に接して調査することにより、苦情として出された問題を通して、これまで県の常識にはなかった外部の考え方を示すことで、職員の意識変革を促すことに役立っている。
?A 県民からの苦情を受けて直ちに行動できる県政オンブズマンが県庁にいるということ自体によって、県職員の間に「県民のための政治」へ向けて行為すべき精神的緊張が生じている。
?B これまで県民と県の間で未解決のままきた事件などが、県民と行政の間に第三者である県政オンブズマンが入ることによって、相互の誤解が解けるなど、県民と行政との信頼関係の確立に役立っている。
6. 課題等
本制度が県民にとって、より積極的に利用され、その機能を十分発揮するためには、県民が制度の趣旨や内容などを十分理解することが重要である。このため、本制度が県民の間に定着するまでは、継続的な広報活動が必要である。