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第2に「町政特設相談所」

毎年、町民や周辺市町村の方々が多く集まる春と秋の互市開催に合わせ、町政に関する苦情、要望、意見等を受け、町政運営の改善に役立てようと互市の中に「町政特設相談所」を開設し、町民の方々と直接対話ができる場を設けています。

この相談には、「何年も前から頼んでも、役場は・・・」という苦情から「国民年金を1年分前納するといくら安くなるのか。」「町道を速度制限してほしい。」「飼い犬を散歩させる時も含め、町民自身が環境をきれいに保つための条例を制定してほしい。」等々の意見や要望を頂きますが、その場で説明できるもの、後日、担当課が誠意をもって回答するもの等、積極的な行政相談となっています。

 

第3に「出向く行政」と「町民のバス」

町の幹部職員として、担当を越えて、自分達の行政エリアにどのような変化がみられるのか。また、政策執行が地域・住民にどう生きているのかを知ることの大切さと、町民には自分の生活している所を含め、町がどのようになっているのか、どのように進むのかを知っていただくことは、内発力を引き出す大事なことだと考えています。

このため、町民と行政の相互信頼を積極的に推進するとともに、意見・要望・提言など、本町が主唱している“人づくり” “意識づくり”を醸成する上からも、地域の方々の声と知恵を町政運営に反映させ、町づくりへの関心をより高めていただくため、平成4年から町幹部職員全員が集落に入り、直接地域内視察を行う「出向く行政」懇談会を計47回開催しています。

また、町内の事業所・公共施設等を見学し、本町の産業や町づくりについて町民の理解を深め、企業感性や町民ニーズの把握にも努め、町政への提言の反映並びに相互理解を得ることを目的に、年2回「町民のバス」を開催しています。    ’

平成9年からは、各学区に開催した地区館ごとに、“小さな声・大きな夢、あなたとわたしのまちづくり”と称し「地域(まち)づくり懇談会」を開催し、率直な提言やアイデアを頂くとともに、これを町政運営に生かし、町民の方々の知恵と行動を基に、住民・企業・行政が一体となって進める町づくりを展開中であります。

 

 

 

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