・「個別広聴は市民部市民生活課市民相談室が、集団広聴は市長室広報広聴課が担当しており、市政への意見収集が一本化していないため、扱いが統一できない点がある。」(横須賀市)
・岡山市の相談業務の沿革
昭34.12 総務部市民課市民相談係 昭44.7 市長公室市民相談課
38.8 総務部秘書課公聴係 60.4 市長公室自治振興課
41.5 市長公室秘書課公聴係 平4.4 市長公室広報広聴課広聴係
42.7 市民室市民相談課 9.4 市長公室秘書広報課広聴係
これらからみるとき、行政規模が大きくなるに従って、行政広聴機能の持つ役割・機能の占める分野が大きくなり、個別相談事案の対応・処理から総合的な広聴業務として位置付けられていくともいえる。
市の広報広聴部局又は市民生活部局で実施されている相談活動は、一般に「市民相談」の名称で実施されている。
市民相談には、市政に関する苦情、要望等の相談(市政相談)とその他の生活一般に関する相談(一般相談又は市民生活相談)があるが、これらを区分し、相談活動や相談統計が取られている市もみられる(府中市、横須賀市等行政規模の大きな都市)が、多くはこれらの区分を設けず一般生活相談等をも含むものとして行われている。
また、市民相談室では、更に必要に応じ専門分野に関する相談(法律相談、税務相談等)いわゆる「専門相談」(又は「特別相談」)が実施されている。市によっては、専門相談の数が、10数件を数えるものもみられる。
次表は具体的にどのような専門相談が実施されているか、岡崎市の例をみたものである。
(例示)岡崎市の市民相談