9. 終局と勝敗の決定
(1)次のいずれかの場合に終局となります。
a)双方が連続してパスした時(正常終局)。
b)ソフトまたはその参加者が投了の意志表示をした時。
c)一方の持ち時間が制限時間を超過したとき。
d)反則があったとき
e)その他審判が必要と認めたとき
(2)死に石の表示: 正常終局したとき、死に石は明確にモニター上に表示しなければなりません。そこで両者が一致すれば、地の表示をして、それも一致すれば勝敗が決定します。
(3)勝敗の決定: 終局後、プログラム操作者同士で勝敗を判定します。
双方で勝敗に合意出来ない場合は審判が勝敗を判定します。
10. 異常事態の処置
(1)プログラムの異常終了: プログラムの異常終了に際しては、大会実行委員長と審判の判定によっては対局をやり直すことがあります。ラブルに要した時間は加算されます。
対局プログラムのアルゴルゴリズムデータベースの変更は許されませんが、システム動作環境に問題がある場合はそれを修正してリスタートしてください。この原因が通信プロトコルの問題であるときは、手入力に切り替えて下さい。
(2)電源事故: 双方もしくは片方のコンピュータが電源事故などのために試合が中断された場合、126手を超えているときは審判が判断します。それ以外の場合でリスタートができないときは、はじめから行ないます。予測できない事故、災害に際しては大会
実行委員長によって勝敗は決定されます。
(3)不正な行為: 不正な行為が発覚した場合には、その時点でその対局は負けとなり、その後の対局は不戦敗となります。懲罰の対象となることがあります。
(4)争議申し立て: ここに記載されていない原因による争議は、大会実行委員長および審判が裁定を行ないます。いかなる場合についても大会実行委員長の裁定は最終判断であり、参加者はこの裁定に従わなければなりません。
11. その他
(1)大会運営の円滑化をはかるために、試合の前日までルールなどのマイナーな事項の変更を行なう場合があります。この場合は全参加者に同時にかつ、速やかに知らされるようにします。
(2)この規則でカバーできない事態が発生した場合は、審判が決定します。審判の決定には抗議することはできません。
(3)当日の日程の詳細発表はCGFのホームページで行います。
URL http://www.st.rim.or.jp:80/-bigbear/cgf.html )
12. 棋譜
(1)対局後、各プログラムは棋譜を提出して下さい。棋譜の媒体。形式は自由ですが SGF(Smart Go Format)形式での提出が望まれます。SGFの仕様は以下の
ftp://igs.nuri.net/Go/info/smartgo.def.Zにあります。
プログラムは棋譜の保存機能を持たなければなりません。各プログラムは任意の局面からの対局再開が望まれます。棋譜の著作権は主催者に帰属しますが、非営利の目的には自由に使用できます。