なお当地区は郊外部なので比較的迂回路を設置しやすいが,BLRTには都心部が多く,迂回路の設置には多くの困難があろう。
総建設費 94 core ruppee(32.4億円)
今後予定のフライオーバー
Richmond Circle(Flyover) 建設費 30 core ruppee
Merchri Circle(地下式) 建設費 20 core ruppee
(2)SCTH Flyover CWの工程検討
本施工での大型機械.設備は,場所打杭機械,Incremental Launching(T russ)Girder及びセグメント製作基地であるが,場所打杭機械が1機のみの使用でありこの施工能率が死命を制することとなる。
場所打杭の総数は(2500m÷35m+1本)X6本=435本
場所打杭1本の施工日数(場所打杭の掘削開始→掘削完了→鉄筋カゴ拝入→コンクリート打認)は3交代制(8人体制)により24時間(1日)で完了している。
従って場所打杭施工総日数は
1本/1日X増5本X1.1(予備率)=479日≒16月
当工区は工期が30か月なので,従って前後の迂回路設定のための設計協議,施工準備そして完了後の後整理も含めて工期内の完成は可能である。
次に上部桁は梁の連続数は 最大9スパン連続で平均8スパン連続となっている。
従ってここでは2500m÷(35mX8個)=8.9≒9工区
1工区を最大6か月で施工完了することとしている。
1工区でのIncremental Launching(T russ)Girderの使用回数は8回となる。
1工区に付き最大6か月必要としている(SCTH Flyover CWの施工者の口頭回答)ことにより,Incremental Launching(T russ)Girderが1セットのみとすれば,純架設月数のみで最大48か月必要とすることにより,工期内に完成し得ない。
従ってIncremental Launching(T russ)Girderについては,今後必要に応じて増設
することとなろう。
次に製作基地での上部桁セグメント(幅2m)の製作方については,現地への運搬と架設時期に支障の無いように製作する必要があるが,そのため必要な型枠セット数とその基地面se積は確保されるので問題はない。
勿論Incremental Lauching(T russ)Girderのセット数を増加するものとして上述により施工基礎となる場所打杭の施工スケジュールが,全体の完成工期のボトルネックとなることが理解される。
工程的に,現在(1997年11月)12ケ月,つまり40%経過したが,施工者側は進捗も順調で予定通り竣工する予定との回答を得た。