Appendix10.1 Sirsi Circle-Town Hall Flyover Construction Work(SCTH Flyover CW)における工程の検討
BELRTの工程計画の検討に当っては,先ず最初に当バンガロール市のLRTの建設予定工法と同様の工法(当地ではIncremental Launching Girder System工法と呼称している。我国ではブロック工法と呼称する。)で施工中で,視察する機会を得たバンガロール市内のMySore街路のSCTH Flyover CW(延長 2.5hm)のフライオーバー(立体道路)施工概要と工期の検討について述べる。
(1)SCTH Flyover CWの概要
目的 当線はMySore CityとBangalore Cityを結ぶ幹線であって,現在3400車両/時間.上下合計の通行があって街路交通の時速も5km/hとなっており,現在も年率13%の割合で通行が増加しているため,立体街路として混雑の緩和を図ることを目的とする。
延長 2.5km
均所 Mysore RoadのGowripalya地区
期間 1996年7月4日〜1999年1月3日
工期 30か月
工業体制 24時間連続作業(3交代シフト制)
(日曜日夜のみ作業休止:機械等の点検や修理のため)
就業員 250人/1シフト,250人/1シフトX3シフト=750人/日
設計
上部工 複線4箱台形型のプレストレス・コンクリート(PC)桁の1スパン
上部桁幅16.2m(上下計4車線街路)
〔0.4m(路肩)+7.ルn(2車線)+0.8m(分離帯)+7.Om(2車紙)+0.4m(路
肩)〕
橋脚 街路中央のT型橋脚柱(直径が2m〜3mの円形)
基礎工 直径1.5mの蝿所打杭の深さ19.8m ̄27m全て支持杭,1フーチング当り場所 所打杭は6本
橋脚頭部の検支点長 2.4m
転倒率 16.2m/2.4mi6.8
1スパン長 35m
上部桁の連続性 最大9スパン達続梁,平均8スパン連続梁
場所打杭機械 1機(ドイツ製)
迂回路の設置方
基本的に基礎工等の施工中は通行禁止とするが,街路幅が広い(約30m)ので,橋脚完成後は仮通行可とする。上部工施工中は当然通行禁止。