10.2 ガイドウェイ(桁及び駅)
10.2.1 建設工法
当Bangalore's LRTの建設工法について,BMRTLやUBTSLより得られた情報(「Report on Construction Methodology E.L.R.T.S.,Bangalore.」and I construction Methodology」他)と,現地調査を基に述べる。
なお下記に述べるように上部桁の製作・架設工法は,上部桁セグメント(幅3m-4m)を製作基地で製作し架設現地に運搬してIncremental Launching Girderを使用してポストテンション式に完成させる工法であって,当地ではIncremental Launching Girder System工法と呼称している(我国ではブロック工法と呼称する)。
BELRTは次の工法により行われる計画である。
(1)基礎構造について
a)橋梁上部,橋脚・橋台,防護壁等の中心線を地上に設定する
b)場所打杭の掘削
地質調査:詳細な地質調査を全ての杭毎に行って設計諸元を得るために定められた間隔毎にSPT試験を行う。
そして地下水位や硬岩までの深さが各杭の長さを確定するために明示される。
c)掘削運転
大口径の杭はBG14 rig装置を使用して掘削され,整形はドロップハンマーかダイヤモンドビットを使用した大きな核心・coreにより施工される。
地下水位まではドライ運転として,地下水位以下になると孔壁が崩壊しないようにバントナイトを杭孔に挿入する。
d)ソケッティング
杭支持点に対する杭底を固定するために杭径の1.5倍に等しい深さにまで硬岩を掘削する。そして硬岩の破壊強度が得られる。
e)孔中のクリーニング
破片・岩屑(debris)を除去し孔中を完全に綺麗ににする,そして比重1.05のベントナイト液を入れる。そして鉄筋カゴがグラウティング・パイプに沿って挿入される。
f)コンクリート打設
コンクリート打設はトレミー管を使用して行われる。コンクリートの等級はM300として水セメント比は0.42とすべきである。
スランプは150mm ̄180mmとなる。杭頭の1mはカットする。
g)橋脚フーチング(杭頭)