日本財団 図書館


9.3.4.4 通信装置

 

ELRTの業務用連絡、信号装置間、SCADAシステムの中央及び端末装置間の情報伝送、および旅客案内放送、並びに、駅での旅客や車両基地での車両の動向監視等の情報伝送のために通信装置を設備するものとする。これらの装置は停電の場合にも機能するように、無停電電源装置を設ける。

指令所に設備する通信装置は、信号装置と同様に、将来のシステム拡張時には、機器、データ及びソフトウェアの追加投資が僅かになるよに設計するものとする。

列車の旅客案内放送、指令所の運転指令員と列車乗務員間の無線連絡用車上装置のコストは通信システムに含んでいる。但し、車上の乗務員間の連絡電話設備は車両の計装コストに含まれている。

 

190-1.gif

 

9.3.4.5 運賃収受システム

 

機器の取付け工事費用はほぼ労務費で占められており総費用の15〜25%に当る。

インドの労務費用は表2.1-1から特殊工では0.039であるが能率を考慮し4倍して算出する。また機械費用は表2.1-7から日本と同等とする。したがって

15%の場合 0.85+0.15*0.039*4=0.8734

25%の場合 0.75+0.25*0.039*4=0.789

これらの値よりインドでの費用は日本の85%として算出する。

下表に各機器毎の費用の概算を示す。

 

190-2.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION