Institute),AISC(American Institute of Steel Construction),AREA(American Railway Engineerin9 Association)を併用することとしている。
(b)前述のILGS工法にみるように建設技術について一定の技術力は保有していることを確認した。
(c)需要予測や設計には独立した組織が存在している。
(d)大型の建設基地では,コンクリートや鉄函材料などの試験機器・設備は普及している。
なお「Performance Requirement-Bangalore Elevated Rall Transit System」において「20.2.OA(Quality Assurance)/QC(Quality Control)Pian」を重視するとの記述がある。
(e)生コンクリート製造工場の普及は遅れている。(作業基地内でのコンクリート製造が多く見られる。)
(f)日本と比較して労務費コストが極めて安価なため、比較的に「機械設備」よりは「労働力」を多用する傾向にある。例えば作業基地内の掘削上、コンクリート、材料等の運搬は人力が多い。
(g)中層程度の建物の外壁面作業足場は殆ど木製又は小口径の鉄バイプで脆弱である。
(h)Konkan Railwayの鉄道新線建設と,SCTH Flyover CWにおける使用建設機械例による建設機械・設備の国産品と輸入品の選択は表9.2.2-1に示すりである。
小型のハンディタイプでは国産品もあるが,大型機械やコンクリート関連機械・設備では輸入品が多く使用される。
これらの中には国産化されている品もあるが,性能・品質や故障の頻度等の面で,日本や欧米製の機械・設備が好まれる。
(i)バンガロール市内には多数の高等教育機関が存在している。
国立のバンガロール大学は総合大学であって工学部の学科構成よりみても将来的にも技術の進展には一定の保証が与えられる。
(なお単科大学には医学薬学系の大学が多い)
(j)バンガロール市内における最も高い建物はMayo Buildingの24階建であってその他の高層ビルも多く見受けられ一定の建築技術を保有しているものと想定される。
(k)上述のSCTH Flyover CWの施工者はMumbaiに本社のあるローカルカンパニーであるが,同社は国内で石油プラントなども含めて殆ど全ての種類の施工実績を保有すると共にロシア・中近東・アジアなど世界12か国で建設事業を進めている
(6)フィリッピン国・マニラ市のLRT2号線との比較
現地調査において現在建設中のフィリッピン・マニラ市のLR了2号線を視察する機会を得たので,現在のインド・バンガロールLRTとの比較を表9.2.2-2,表9.2.2-3,表9.2.2-4に示した。これによると地質条件,地震の有無及び橋脚長の長短により,若干の構造物規模の差異が認められる。