第三軌条は構造物の建設経費低減、保守の軽減を目的として用いられている。また,構造が簡単で電流要量客も大きく取れる等の利点もある。 第三軌条の摺動方式には上面摺動タイプと下面摺動タイフがあるがバンガロールELRTではカルカッタ地下鉄及び日本における実績と経費の削減等を考慮して上面摺動タイプを採用することを推奨する。また,保守費の軽減にも効果がある。 日本の営団地下鉄で採用されている第三軌条を図7.4.1に示す。
第三軌条は構造物の建設経費低減、保守の軽減を目的として用いられている。また,構造が簡単で電流要量客も大きく取れる等の利点もある。
第三軌条の摺動方式には上面摺動タイプと下面摺動タイフがあるがバンガロールELRTではカルカッタ地下鉄及び日本における実績と経費の削減等を考慮して上面摺動タイプを採用することを推奨する。また,保守費の軽減にも効果がある。
日本の営団地下鉄で採用されている第三軌条を図7.4.1に示す。
(b)第三軌条の材料 第三軌条には集費靴の押し付け力10-20kg程度の摺動による力が掛かるだけで,走行レールの様な大きな機械的強度は要求されない。走行レールと同じ大きさの第三軌条を導入ることが望ましい。更に,少量の銅(CU)が耐候性を増すために含ませる。電気抵抗を摂氏20度で21.6milli-ohms per kilometer以下とする。 形状としては第三軌条自身が接触媒体として機能するため耐摩耗性に優れ最大支持間6m以下でも撓み等の変形を生じず第三軌条自体の設置においても姿勢安定性に優れいること。また,将来の運転を考慮に入れて,経済的な工事方法及び材料の選択が可能でること。
(b)第三軌条の材料
第三軌条には集費靴の押し付け力10-20kg程度の摺動による力が掛かるだけで,走行レールの様な大きな機械的強度は要求されない。走行レールと同じ大きさの第三軌条を導入ることが望ましい。更に,少量の銅(CU)が耐候性を増すために含ませる。電気抵抗を摂氏20度で21.6milli-ohms per kilometer以下とする。
形状としては第三軌条自身が接触媒体として機能するため耐摩耗性に優れ最大支持間6m以下でも撓み等の変形を生じず第三軌条自体の設置においても姿勢安定性に優れいること。また,将来の運転を考慮に入れて,経済的な工事方法及び材料の選択が可能でること。
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