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同様のトレンド予測に基づく2021年の人口は、1,025と予測されており、総合開発計画ではこの内900万人がバンガロール都市圏に、125万人を大都市圏周辺の新都市等に戦略的に分散させるものとしている。

就業人口は、1990年の就業者調査データを基に予測されている。2011年の総就業人口は、総合開発計画の予測をそのまま採用している。

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ゾーンベースの人口および就業人口は、2011年、2021年について同じく総合開発計画により与えられている。この推計では、人口、就業人口共に都市圏周辺ゾーンでの増加が著しく、ELRTSの環状路線計画に良く合致している。

 

4.2.4 1人当り発生トリップ数

 

1人当り発生トリップ数は、交通目的別に7つの計画セクター毎に推計された。発生トリップ数の推計は、表4.2-2に示すような1994年の家庭訪問調査から推計されたものである。目的別発生トリップでは、ワーク・トリップには、ノンホームベースのビジネス・トリップを含むため、市中心部のビジネス・セクターでワーク・トリップが高い発生率を示している。将来の目的別発生トリップの予測では教育目的の発生トリップは、2011年で1994年に比べ50%増加することを仮定している。また、その他目的の発生トリップについては、周辺集落の開発により生活の利便性が増すため発生率が変化しないと仮定している。

 

 

 

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