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2.4.3 交通計画

 

総合開発計画では、交通に関しては次ぎの3つの将来計画目標を掲げている。

1.道路網の改善およびバスの停留所、ターミナル、デポ、修理工場等の整備等のインフラ整備

およびBTSのバスサービスの効率化により公共交通の改善を図る。

2.設備の近代化と新しい交通管理技術の導入による交通管理の強化

3.長期的な通勤交通需要の増加に対応した軌道系交通システムの導入。

 

2.4.4 土地利用計画

 

2011年の人口700万人に対応した土地の総需要は、56,465 haと予測されている。

土地利用計画の内訳については表2.4-3に示す通りで、この計画ではha当り124人の中程度の平均人口密度を前提としている。

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2.4.5 計画プログラム

 

改訂後のバンガロール総合開発計画では、計画実行期間を2期に分け、1994年から2001年までを第1期、2001年から2011年までを第2期として計画を実行していくことを推奨している。それぞれの計画期間の主要な計画プログラムは、以下に示す通りである。

 

(1)第1期

a)外郭環状道路の未完成部分の整備および関連道路の改良。

b)バンガロール開発公社の開発計画地に隣接する用地の開発

c)各種開発用地の確保

d)水源池の確保

e)周辺部における幹線道路計画路線の確定

f)Registered House Building Co-operative Societyに付与された用地の開発

 

(2)第2期

a)都市圏南部および南東部、南西部地域における開発用地の確保と開発。

b)周辺地域における不適正な開発の撤去

c)環状鉄道路線の建設および各種歩行者施設の整備

d)高架橋や地下通路の建設による歩車分離

e)サービス道路の整備

f)都市開発の進展に応じたショッピングセンターの建設

g)バンガロール開発公社の要請に基づく公共公益用地の確保

 

 

 

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