[団体名]ドウダンツツジ里づくりの会
[代表者名]杉本徳男(事務局長 近森正博)
[活動紹介]
古来毎秋全山を真紅に染めるドウダンツツジの紅葉により「錦山」とよばれてきた日高村のドウダンツツジ群落は其の大半を蛇紋岩採掘業者が買い占め存続は風前の灯である。「自然では飯が喰えない」という圧倒的世論の中、「開発と保護の調和」を訴え、採掘業者には、ドウダンツツジ群落は残していただたくよう対業者対県民の啓発事業にとりくむと同時に我々の力で少しでも、群落用地を買い上げ村有地化を図って参る計画である。
[私たちの自慢]
ドウダンツツジはホソハとヒロハの2種類あり錦山にはその双方がありますが、全国でもホソハのドウダンツツジはここ日高村にしかありません。東京でも時折見かけるホソハのドウダンツツジは藩政時代この錦山から移出されて普及していったものであろう…・これは一寸嬉しい誇りにしていることのひとつです。
[私たちの悩み]
日高村は高知市に15〜20kmと近いこともあり、働きに村外へ流出する割合が県内で最も多く、村内では産業そのものが沈滞以外の何物でもなく、財政脆施弱(一般会計年間30億少々)な村だのみが顕著であり、補助金なくは動かずの風潮特に強し。ドウダンツツジのみならず他の貴重な植物(発表すれば乱獲にあう為発表しておりませんが、カザグルマ…天然記念物も群生しています)も村民にとりただの雑木としての認識しかありません。そういうなか自然を残し共生していくことで地域活性化を訴えておりますが困難をきわめております。
自然に親しむそぶりを見せ群落内でドウダンツツジをごそっと盗伐し、知らぬ間に高知市の日曜市で売っている状況である。…村に罰則を規定した保護条例設定の働きがやっと見え出したところである。