[団体名]蒜山 森を語る会
[代表者名]山田信光
[活動紹介]
三平山森林公園は岡山県農林事業部治山課が生活環境保全林整備事業として計画し施行したわりと新しい公園である。その後を受けて川上村の経済課が管理運営に当たっている。
公園内に野鳥の森が設置されているが、公園外の手付かずの林に比べると、はるかに野鳥が少なくなっていた。その原因は、公園化したときに中低木を伐採して樹層や樹種が単調化したことや、隔年に林床を刈り払っていることによると考えている。このことは単に野鳥のみでなく生態系に影響している心配もある。
わたしたちの取り組みの動機は、野鳥の森を中心に野鳥が多い森にすることであった。そのためになにをすべきか検討しながら、野鳥にも人にも喜ばれる森を目指していきたい。
この森は旭川の最奥にあたる水源の地である。地域住民や旭川流域の人達が共に参加できる催しを通して森林に親しんでもらえる機会をつくっていきたい。
さらには里山の自然や森林の生態を学ぶ学習の場になることを考えている。
とくに、今年は親子で参加できる活動に力を入れている。
[わたしたちの自慢]
森林公園の最も高いところは標高1009.8mの三平山山頂である。ここから伯耆大山、蒜山三座、蒜山原など、360度の展望が望める。岡山県でも屈指の景勝の地であり、自然豊かなところである。
[わたしたちの悩み]
蒜山地域は四方を山に囲まれているが、土地が広く平坦で人心はおおらかである。ただ束縛を嫌うふうがあり、組織的な活動にはなかなか協力が得られない。まだ、一人で企画し、呼びかけをし、やっと行事をこなしている状況である。一つの活動がなかなか次につながっていかないので、毎年繰り返して行事の定着化を図りたい。
わたし自身、この活動に専念できる状況になく、山での活動はともかく、事務量が増えるとお手上げになり迷惑をかけている。