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[団体名]長崎の自然と文化を守る会

 

[代表者名]東 幹夫

 

[活動紹介]

?@式見の里山環境 ?A長崎港の景観 ?B茂木港の地層と遺跡 ?C川平石橋群などを破壊から守り、保全活用するため努力してきました。また世界的に重要な謙早湾干潟保存のため、干拓事業の防災効果の問題点を科学的に検討し、マスコミへの情報提供、行政機関に対する提言・批判を繰り返してきました。そのほか見過ごされてきた自然・文化遺産の掘り起こしにも力を入れ、破壊の恐れが生じる前に保全の道を開く活動を行っています。さらに自然保護・文化遺産保護の考え方を広めるよう努力しています。こうした目的のために次のような事を行っています。<・現地調査や情報、資料の収集・自然観察会などの開催・講演会、写真展などの開催・行政機関に対する提言、交渉、協力、抗議・共通の目的を持つ他団体との交流・会報の毎月発行>

 

[私たちの自慢]

?@ 式見の里山環境保全では再三の市長との交渉で、ゴルフ場開発問題をめぐって激論となったこともあるが、行政への継続的な提言・交渉その他の活動を通じて少しずつ協力関係も生まれ、新たな「いこいの里計画」の中に私たちの提言が取り入れられた。さらに里山公園の実現に向けて大きな道が開かれつつある。

?A 県道拡張工事のため取り壊しの予定で廃棄寸前の石橋が自然環境保全型の建設業をめざす会員の協力のもと、長崎県土木事務所や長崎市との度重なる交渉の結果、間一髪で復元可能な解体保存にもちこめたこと。

?B 謙早干拓事業の防災効果の検証の為に実施した現地測量調査に際し頼もしい測量チームが結成されたこと。

?C 一般公募の『長崎市環境マップ』に私たちの提供した調査資料が多く採用されたこと。

?D 自然科学全般に渡って広い見識を持ち、調査・情報収集・科学的分析力等に優れた能力を持つ誇れる会員がいること。

 

[私たちの悩み]

活動紹介で記しているように当会では取り組んでいる(取り組まざるを得ない)課題が多いため(新たな課題としては、神浦川ダム<長崎市と周辺の重要な水瓶である>水源上流域で計画されている産業廃棄物処分場建設問題、長崎水族館・ロープウェイ廃止問題など)これらの諸問題ごとの活動チーム結成や、調査・情報収集・観察会といった屋外活動、会報の規集・発送、対外交渉などといった活動に慢性的な人員不足となりがちであり、特定会員への過重負担が悩みである。円滑な活動と負担軽減のためにも積極的な協力会員の発掘が急務です。

 

 

 

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