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[団体名] 鉢ヶ峯の自然を守る会

 

[代表者名]清水 俊雄

 

[活動紹介]

1991年4月、堺市鉢ヶ峯地区でゴルフ場開発計画(約125ha)が持ち上がり、それまでフィールドとしていた野鳥の会や広汎な市民・団体が「堺にもうこれ以上ゴルフ場はいらない!、身近な自然を守ろう!」と立ち上がり、「鉢ヶ峯の自然環境とゴルフ場問題を考える会」を結成しました。4万人を超える反対署名や各種自然観察会・シンポジウムの開催などを取り組み、1992年12月、ゴル場開発計画は中止となり堺市はゴルフ場開発に代えてリゾート開発計画を発表。同会を「鉢ケ峯の自然を守る会」に発展改組して、現在、主に次の活動を取り組んでいます。

?@自然を破壊を招くリゾート開発・アクセス道路計画に反対し、リゾート開発ではなく、多様な生態系を育む里山の保全とかつての人と「里山」の関わりを生かし身近な自然環境に触れ合う『里山公園』の提案とその実現。

?Aホタルなど多様な水生生物が生息する「第二豊田川」の浚渫・護岸工事への反対や生息調査活動。

?B四季を通じた様々な「自然観察会」、「どんぐりまつり」、「身近なみどりの写真展」、「シンポジウム」の開催や行政への提案・要請活動。

?C隔月刊の機関誌の発行。

 

[私たちの自慢]

?@様々な立場の市民や団体が「身近な自然を守ろう」の一点で自然に集まり、一人に活動が集中し高負担にならないよう事務局長を置かず、基本的には「言出しっぺ」が企画提案や活動担当者となる活動スタイルをとっている。

?B反対活動だけではなく、里山保全の提案・行動型住民運動を追求している。

 

[私たちの悩み]

?@当初からゴルフ場開発計画を推進しリゾート開発計画にも賛成している直近の地元自治会が私たち「会」に反発しており地元との接点が見いだせない。

?A里山・自然環境の保全と地元の地域づくりとの共生。

?B行政(大阪府・堺市)の身近な自然を守ろうとする考えの欠如(徐々に変化してきているが…)

 

 

 

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