[団体名]小網代の森を守る会
[代表者名]中沢イネ子
[活動紹介]
三浦半島南端小網代湾を包みこむように約1平方キロメートルの森があります。小網代の森です。森と干潟と海がひとまわりになった集水域が何とか開発から免れ、多くの生き物達でにぎわう豊かな自然が残っています。四季を通じ、自然観察会と干潟のゴミ拾い、また21世紀の子供達にこの森を自然教育園として残して行けるよう「かながわみどり基金」を応援する活動をしています。
[私たちの自慢]
(森の自慢)
関東で唯一森と干潟と海が一まとまりとなった集水域生態系を誇っています。カニ、鳥、昆虫、植物それぞれ種類も多く、環境にあわせてみごとなすみ分けが見られます。いつでも一歩森に入ると心が洗われリフレッシュします。またそのたびに新しい発見があるのです。
(人の自慢)
地元だけでなく近県からもスタッフが集まり、フィールドスタッフ研修を通して自然を学ぶそして森の世話をする人が多勢います。若い人達が多く関わっています。最近ではイルカ丘陵ネットワークの仲間もカニパトロール等積極的に参加して頂いています。
[私たちの悩み]
小網代の森は谷が古くから田畑として利用され森は里山として手入れされてきた歴史があります。30〜40年前減反政策や開発目的のため放置されて現在に至っています。また傾斜が急なこともあって育ちすぎたコナラなどの樹木が大雨、大風の度に倒れたり、崖崩れを引きおこします。この森はほとんど私有地で市街化区域に指定されていますので、今のところ私達ができるのは道ぞいの手当だけです。景観や生物を損なうのは悲しい事ですが、重大な事故に至る心配もぬぐえません。また森のふちの人家からの生活排水が入りこむことも悩みです。何とか一部分でもかながわ県民トラストで保存して頂きたいのですが。