[団体名]恩田の谷戸ファンクラブ
[代表者名]藤田廣子・高橋多枝子
[活動紹介]
横浜の原風景である「谷戸」-その自然と文化のにぎわいを、21世紀の子供たちに引き継ぎたいと、谷戸から学び谷戸を楽しむ様々な試みを1991年から行っています。
1 谷戸歩き(自然観察会、クリーンアップ、妖怪しらべ)
2 田んぼ愛護活動(小学校訪問、農業愛護カンバン)
3 水辺の活動(水生生物調査、田んぼ、小川の整備)
4 森の活動(下草刈り、炭焼き)
5 環境教育(子ども会バードウォッチング、ホタルパトロール)
6 歴史研究(横穴墓保存運動、歴史ツアー)
7 その他(谷戸の水辺と都市農業の共生勉強会)
[私たちの自慢]
横浜に残る数少ない本物の谷戸として、<雑木林、田んぼ、湧き水の小川>の3要素を備えています。
また、フィールドは民有地でありながら、地主さんたちとの交流を基に、雑木林、田んぼ、小川のすべての要素に市民参加を実践している例は他にないのではないでしょうか。95年の農地造成では、地主さんの協力により、ゲンジボタルが自生する貴重な小川を復元する事ができました。最近は「恩田の谷戸ブランド」の炭と木酢液を区民まつりなどに出店しています。
このような活動が認められ、96年に横浜市環境保全活動賞の表彰を受けました。
[私たちの悩み]
大都市横浜のオアシスである山林と農地を守るための、地権者に魅力のある制度、施策がない。とくに山林に対しては相続時の税制に問題があり、環境を保全する視点がない。環境庁や環境保全局に予算と権限がなく、力にならない。担当職員の異動にも問題がある。