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[団体名]宍塚の自然と歴史の会

 

[代表者名]及川ひろみ

 

[活動紹介]

茨城県土浦市にある宍塚大池は、約100haの林に囲まれた美しい池です。ここでは約700種の植物、約50種のトンボ、チョウ62種、鳥類145種が記録され、豊かな自然が残されている。「宍塚の自然と歴史の会」は1989年に結成され、会員数は現在520人、観察会、調査、会報、パンフレット、ブックレット、自然環境調査報告書の発行、3回のシンポジウム、オニバスサミット、里山サミット、サシバサミットの開催。地主さんの了解のもと林の下草刈りをしたり、池で繁茂しすぎたハスの刈りとり等の実践活動、早春、春、秋には自然の恵を味わうイベント等々行ってきた。こうした活動を背景に県や市などの行政機関に宍塚の自然の保全を要望してきた。

 

[私たちの自慢]

・写真家・画家・研究者 …… 多士済々の会員で環境保全

・観察会 年70回以上行っています。

・会報「五斗蒔きだより」月刊 B5 16ページ 97年10年現在95号

・展示会(地形の立体模型、写真、生物画、昆虫標本、植物標本、埋蔵文化財出土品 etc)を毎年2〜3回開催。

・植物 昆虫 キツネ ネズミ サシバ 水質等々の調査の継続

 

[私たちの悩み]

・土地所有者の資産の有効利用と貴重な自然の保全の両立をいかにはかるか(里山に対する課税を例えば農地並みの優遇措置に改めるとか、公共機関が借地にすることにより、資産の保全と一定収益を保障するなど。)

・里山の維持管理は昔のように農家の人手を期待できない。市民の果たす役割は大きいと思うのだが。行政、市民、地権者が一体となって保全の仕組みの構築をいかに作り上げてゆくのか。

 

 

 

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