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肯定されている。一方、社会福祉系については「勤めるからには経営幹部を目指すべきだ」「機会あれば独立したい」が否定されている。服飾系については「管理職になるより、スペシャリストとして生きた」が肯定され、「勤めるからには経営幹部を目指すべきだ」「いったん就職した会社には長く勤めるべきだ」が否定されている。こうしてみると、仕事や会社への関わり方には専門分野によりかなり違いがあることがわかる。

希望する働き方と、仕事や会社への関わり方との関連を図表2-25に示した。これについては、?@「官公庁や企業に就職したい」人に「仲良くするには自分の主張も抑える」「就職した会社には長く勤めるべきだ」という考えが強い。?Aまた「いずれ家業を継ぎたい」人に「機会があれば独立したい」「仕事は生活のための手段」「勤めるからには経営幹部を目指すべきだ」という考えが強い。?B「自分で商売・事業を始めたい」人には「仕事で必要なものは自費ででも勉強すべきだ」「機会があれば独立したい」「管理職よりスペシャリストとして生きたい」という考えが強い。

?C「フリーな立場で仕事をしたい」人では「仕事で必要なものは自費ででも勉強すべきだ」「機会があれば独立したい」「会社は実績や実力で評価すべき」「管理職よりスペシャリストとして生きたい」という考えが強く表われた。?D「合う仕事が見つかるまでフリーターやアルバイターをしたい」人に関しては「その時その時が楽しければよい」考えが強くにじみでている。?E「仕事以外にしたいことがあるのでフリーターやアルバイターをしたい」人をみると、「労働時間を少なくして、ゆとりある生活をすべき」という考えが強く、その反面、「仕事で個人生活が多少犠牲になってもやむを得ない」「勤めるからには経営幹部を目指すべきだ」という考えにはかなり否定的である。?Cさらに、「まだ決めていない」人において、「仕事は生活のための手段である」

 

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