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(2)仕事や会社への関わり方

仕事や会社への関わり方としてどのような考えを持っているかをみるために、13種類の関わり方について問うた結果が図表2-23である。ここでは、「そう思う」「だいたいそう思う」「あまりそう思わない」「そう思わない」の4段階で評価させ、それぞれ「+10」「+5」「-5」「-10」の得点を与えて、数量化した。

全体の傾向は、「仕事に必要なものは自費ででも勉強すべきだ」が最も多くの人から肯定されており、以下、「管理職になるより、スペシャリストとして生きたい」「仕事は生活のための手段である」と続いている。

一方、「生き甲斐は仕事の中に求めるべきだ」が最も多くの人から否定されており、以下、「勤めるからには経営幹部を目指すべきだ」「会社の人とのつきあいは、仕事に直接関係する範囲に限定したい」「仕事のために個人生活が多少犠牲になってもやむを得ない」と続いている。

これを図表2-24に表示した性別との相違では、男性では「機会があれば独立したい」「いったん就職した会社には長く勤めるべきだ」「仕事は生活のための手段である」が多くの人から肯定されている。一方、女性では「勤めるからには経営幹部を目指すべきだ」が多くの人から否定されている。

専門分野との関連で特徴を、同じ図表2-24からとらえてみると、土木建築系では「会社は実績や実力主義で評価すべきだ」が肯定され、栄養・調理系では「労働時間を少なくして、ゆとりのある生活をすべきだ」が目につく。そして、簿記・会計系では「仕事は生活のための手段」が

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