「勤務地」が24%、「賃金やボーナス」が21%、「能力が活かせる」が20%と続いている。一方、「知り合いや先輩がいる」「転勤が少ない」「昇進・昇格」「残業が少ない」などは、ほとんど重視されないようである。
性別との関連で重視項目をつかまえると、男子では「将来性」が重視されているのに対して、女子では「仕事の内容」「会社の雰囲気」「能力が活かせる」「男女の差がない」が重視されている。中でも、「男女の差がない」は女子に特有の項目であるが、重視されるウェート自体はそれほど高くはないのが特徴である。
専門分野との関連で特徴を把握すると、土木建築系では「会社の規模」「将来性」が重視され、栄養・調理系では「労働時間」「休暇・休日」が重視されている。社会福祉系では「会社の雰囲気」「長く勤められる」が、服飾系では「会社の知名度」「仕事の内容」「会社の雰囲気」「能力が活かせる」が重視されているのが見受けられる。さらに簿記・会計系では「賃金やボーナス」「休暇・休日」が、デザイン・美術系では「仕事の内容」「会社の雰囲気」がそれぞれ重視される。マスコミ系に関しては「仕事の内容」が重視されており、ここでも専門分野により重視する条件にかなり差異があることがわかる。