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第2節 専門学校卒業後の進路、それへの取り組みについて

 

1. 専門学校卒業後の進路

(1)将来の仕事

現在、就職活動の最中にいる専門学校生が将来の仕事についてどのように考えているかをみると、「やりたい仕事をはっきりと決めている」人が34%で、3人に1人は自分の将来の仕事について明確な目標を持っていることがわかる。これに「大まかな方向は決めている」人の43%を加えると、8割近い人が、自分の将来の仕事についてある一定の考えを持って就職活動に臨んでいるといえる。

一方、「まだ具体的に定まっていない人」は2割強と少数派である。

この傾向は、性別との関連では、ほとんど差がみられない。

 

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専門分野との関連で特徴をみると、土木建築系、服飾系、マスコミ系では「やりたい仕事をはっきりと決めている」人の割合が最も高く、栄養・調理系、社会福祉系、簿記・会計系では「大まかな方向は決めている」人の割合が最も高くなっている。

(2)将来、希望する働き方

では、彼らが、将来、どのような形での就労を希望しているのだろう。これを図表2-11でみると、「いずれ自分で店を持ったり、商売や事業を始めたい」人が33%と最も多く、以下、「会社や組織に拘束されないフリーな立場で仕事をしたい」人が31%、「官庁や企業に就職したい」人が

 

 

 

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