「漠然と考える段階だった」、「特に考えたことはない」については、外国語系(合計36.5%)、簿記・会計系(同20.9%)でややめだつ。これらのことから学生は、専門学校を選択する段階である程度将来の仕事像をイメージできていると思われる。
3.入学動機
将来の仕事のイメージが固定すれば、入学の動機がより強まると思われる。入学動機を強い順にあげると、「技術・専門の知識の習得」(57.2%)、「希望の就職へのステップアップ」(46.3%)、「免許・資格取得」(28.8%)であり、これらに回答の大部分が集まっている。
動機を年齢別にみていくと(図表2-4)、最も回答の集まった「技術・知識の習得」への意向は、年齢が高くなるにつれて強くなるようだ。これに対して「免許・資格取得」は、18歳以下で57.1%と高いものの、19歳以上になると漸減傾向を示すようになる。「希望の就職へのステップアップ」は18歳以下では低いものの、19歳以上の各年齢層では、いずれも46%程度の数値となっている。