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入学に際してこのような積極的な動機が大部分を占めてはいるものの、「すぐに就職したくなかった」が18歳以下(14.3%)および20歳(10.4%)に多少みられる。また「学生生活を送りたかった」は、19歳〜21歳まで6.3%、8.0%、9.9%とそれぞれ微増している。

同様に入学動機を専攻分野別にみると同じく図表2-4のようである。「技術や専門知識の習得」をめざすことについて、最も強い分野は服飾系(82.6%)で、以下土木建築系(66.7%)、デザイン・美術系(63.9%)、社会福祉系(56.6%)となっている。進学を「希望する就職へのステップ」と考えているのは、マスコミ系(67.4%)、服飾系(58.1%)、デザイン・美術系(54.2%)、社会福祉系(52.6%)である。また、それらの動機よりもまず「免許・資格の取得」をめざすのは、簿記・会計系(63.7%)と栄養・調理系(62.0%)、社会福祉系(47.2%)である。なお、簿記・会計、栄養・調理の両分野では、動機に類似した傾向がみられる。とりわけ入学を就職へのステップアップとみなしていないように思われる。

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