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の各分野のようである。就職からの変更は、栄養・調理系(22.0%)、土木建築系(20.0%)、簿記・会計系(19.8%)の各分野である。これらの三つの回答以外では、社会福祉系の「一度就職して辞めて専門学校へ」が比較的多い(13.2%)。このような傾向は、年齢や性別でも大きな違いはなかった。

なお進学の決定については、図表2-2にみられるように「自分で考えて決めた」がほぼ8割を占めている。ただ進路変更した後で専門学校を選択するケースでは、「大学をめざしたが切り替えた」人が「親のすすめで」(10.1%)と回答しているように、親や親戚、学校の先生のすすめが参考となるようだ。

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2. 将来の仕事について

次に進路決定時において、専門学校生が将来の仕事をどの程度イメージしていたかについてみていこう。図表2-3は、それを進学の経緯からみたものである。このうち将来の仕事のイメージをもって入学する人は21.9%である。これは就職経験のある人(29.2%)や最初から専門学校をめざした人(26.4%)で高く、就職から進路変更した場合は低い(10.6%)。

これを専門学校分野別でみると、仕事を決めていたのは服飾系(36.0%)、マスコミ系(33.7%)、社会福祉系(27.6%)、土木建築系(26.7%)で高く、この分野の「おおまかな方向は決めていた」の数値を各系でそれぞれ合算すると75%をこえる。これらの系統ほど高くはないものの以下、栄養・調理系(19.0%)、デザイン・美術系(16.1%)、外国語系(14.3%)、簿記・会計系(13.2%)となっている。

 

 

 

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