2. 将来の仕事について
次に進路決定時において、専門学校生が将来の仕事をどの程度イメージしていたかについてみていこう。図表2-3は、それを進学の経緯からみたものである。このうち将来の仕事のイメージをもって入学する人は21.9%である。これは就職経験のある人(29.2%)や最初から専門学校をめざした人(26.4%)で高く、就職から進路変更した場合は低い(10.6%)。
これを専門学校分野別でみると、仕事を決めていたのは服飾系(36.0%)、マスコミ系(33.7%)、社会福祉系(27.6%)、土木建築系(26.7%)で高く、この分野の「おおまかな方向は決めていた」の数値を各系でそれぞれ合算すると75%をこえる。これらの系統ほど高くはないものの以下、栄養・調理系(19.0%)、デザイン・美術系(16.1%)、外国語系(14.3%)、簿記・会計系(13.2%)となっている。