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「独立して仕事をしたい」は、学生アルバイターもフリーアルバイターもともに男子の方がそう考えている。

「どんな仕事が向いているかわからない」はあまり差はないものの、男子学生アルバイターが62%肯定しているのに対して、24歳以上のフリーアルバイターでは50%に満たない。この傾向は、「将来の仕事はもっと先になって」でも同じで、男子学生アルバイターがややモラトリアム的考えを持っていることがわかる。

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また、「家族は過大な期待している」も割合は少ないものの、男子学生アルバイターで他のグループに比べて「はい」という回答が多い。

男子フリーアルバイターの77%が「仕事以外に情熱を傾けられることを持っている」と答えているのは注目される。この「仕事以外に情熱を傾けられること」を肯定する者ほど、「どんな仕事が向いているかわからない」に「いいえ」と答える割合が高い。すなわち、仕事以外にやりたいことがあることでアルバイトという働き方を積極的に選んで、あえて定職に就かないライフスタイルを生きる若者は自分の仕事について一定の方向性を見いだしている、と言うことができよう。

他の質問への回答との関連についてふれておく。先述の「将来の就業形態の希望」で、「仕事以外にしたいことがあるので、アルバイターやフリーターをしていたい」を選んだ者の83%が、ここでは「仕事以外に情熱を傾けられることを持っている」に「はい」と答えている。また、「まだ決めたくない」と答えた者の75%が「どんな仕事が向いているかわからない」、同じく63%が「も

 

 

 

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