なる等の如くに、社会生活に必要な具体的で、実利的な効果を挙げている。それに対して、日本の高校生は、社会勉強になるをはじめとして抽象的効果が目立っていることである。すなわち、アルバイトに期待する効果は、アメリカの高校生にとっては社会的・職業的能力の向上に重点があり、他方、日本の高校生にとっては社会勉強・社会経験に重きがおかれている。
1996年度、学生援護会の首都圏高校生アルバイト実態調査では、80年代の質問と様変りであることが一目瞭然といえよう。この調査ではアルバイトの目的とアルバイトをすることによるプラス面の二つを行っている。