神奈川県なぎなた連盟
会長 和田房子
鎌倉といえば、「七里ガ浜の磯づたい 稲村ガ崎名将の 剣投ぜし」の文部省唱歌を思い出される方もおられましょう。一木一草路傍の石にまで史跡の香り漂う、古都鎌倉市に於きまして、全国各地から大会関係者をはじめ、選手役員の皆様をお迎えし、第38回都道府県対抗なぎなた大会(第53回国民体育大会なぎなた競技リハーサル大会)を開催出来ますことは、私ども神奈川県なぎなた連盟と致しましても、無上の喜びでございます。
本連盟は、昭和29年、当時鎌倉在住の小野派一刀流高野弘正範士のご指導を得て、鶴岡八幡宮の社前に於いて結成式を挙げました。そして、地元鎌倉市なぎなた連盟も同年発足をしました。いうなれば、なぎなたの草分け発祥の地としてのゆかりを以って、鎌倉市が開催地と決定した次第でございます。なお、昭和30年、第10回神奈川国体の折、はじめてリズムなぎなたを公開披露し、大方の好評を博したと聞いております。
全国津々浦々からご参集の選手の皆様は、この日のために、日夜厳しい修錬を重ねられ、また、指導者関係各位に於かれましても、選手強化その他に骨身を削られたことと存じます。
いよいよこの場に臨み、師弟一体の心意気を以って日頃錬磨の故と力を惜しみなく発揮し、立派な成果をおあげになり、よき思い出を刻み、来たる「かながわ・ゆめ国体」につなげられますよう、ご期待申し上げます。
終わりに、本大会開催に当たり、格段のご尽力を賜りました関係各位に、心から感謝申し上げて歓迎のことばと致します。
