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に対する興味が自分でも驚く程深まりました。僕がこうして解剖実習を通して得たものは本当にかけがえのないものだったといえます。

このような貴重な体験のために献体して下さった白菊会の方々には感謝してもしきれません。皆様の御厚意に応えるためにもこれから益々精進し、いずれは立派な医師になろうと思います。本当にありがとうございました。

 

解剖実習を終えて

 

上田 麻紀

 

黙祷と共に私達歯学部生は、解剖実習を始めます。解剖実習は、今年の四月から始まり現在、九月末に至るまでの半年間、時間に縛られることなく、じっくりゆっくりと行うことが出来ました。実習を行う前日などに、予習をしておき、実習の始めに教授の講義があり、入念に知識を頭へたたき込んだ上で、実習へと入ります。本の図譜で見る神経や血管、筋肉等とは、全然違い、実際本当に自分の目で見たときの実感や迫力は、想像以上でした。特に神経は、見つけにくく、かなりの時間を要しました。私は、解剖する前、神経というものは、肉眼では見ることができない程の細いものだと思っていました。しかし、多少引っぱってもピンと張っていて、″神経は、体を動かす筋肉を支配する″という定義を改めて実感させられました。私達二班の御

 

 

 

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