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得ない。

このように重い意味を持つご遺体を献体いただいた親族、そして故人に感謝とご冥福をお祈りして結びとしたい。

 

解剖学実習を終えて

 

藤垣 麻衣子

 

本日、ここに財団法人不老会支部総会開催にあたって医学生を代表して、一言お礼の言葉を述べさせていただきます。

私達の解剖学実習の為、御献体をして下さった不老会員の皆様、ならびに御献体下さった方々の御家族の皆様に、厚くお礼申し上げます。

医学の発展の為とはいえ、御献体をお決めになるのにはいろいろ深く考えをめぐらされたことと存じます。

このように不老会員の皆様のお気持ちを考えますと、解剖学実習がいかに多くの方々の尊い御厚意のもとに成り立っているかを知る事ができました。

私達は、昨年の三ケ月間、解剖学実習をさせて頂きました。

初めての実習の時の気持ちは、とても複雑なものでした。

率直に申しますと、

『不安と期待が入り混じった気持ち』と言うのが正にこの時の気持ちだと思います。

ご存じのように、死者に接する機会というのはごく限られているため、御遺体は神聖な

 

 

 

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