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りだった。また、どんなに微細な部位でも各々が重要な意味を持っており、それらにより緻密かつ巧妙に構成されている人体には深い興味と感動を覚えた。

今回の解剖実習で得た知識や経験は、今後医学生として勉んでいく上で、さらに医師として医療に従事していく上でも非常に大きな力となることだろう。そして、それらは書物からだけでは決して学び得なかったもので、実際に御遺体を解剖して初めて得られるものだったと思う。医学の発展のために御献体下さった方々には心からの尊敬と感謝の意を表したい。また、そうした方々の御期待に応えるべく、医学の発展のため勉学に邁進したいと思う。

 

心の師

 

高山 尚美

 

約四ヶ月にわたる解剖学実習が終了した今、私の中には言葉に言い表せない様々な思いが溢れています。私達のように医学を志す学生にとって、体の構造や成り立ちを知る上での解剖学は必要不可欠な学問です。しかし、教科書や図譜の上での平面的な視点からの学習では実際に医療の現場に立った時、何の役にも立たない事は明らかです。したがって、立体的な視点から、つまり臓器の位置関係や形などについて平面図では想像のつかない点を勉強できればと、この解剖学の実習に

 

 

 

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