た。そして小さな子供から、お年寄りまで、いろいろな方が志らぎく会として参列していたようでした。それを見て身のひきしまる思いでした。なぜか涙が流れました。実習が始まり二週間ほどで実習に対して受け身になっていた自分に気が付きました。もっと積極的な態度でのぞまなくてはと思いました。
この三ヵ月半は、まさに疲労との戦いでした。本当に体力が必要だったと思います。しかし医師となったらもっと多忙で体力的にきつい生活が待っているのだと思います。そのためにも非常に貴重な経験をさせていただきました。これからの専門の勉強に解剖学実習は欠かせないものです。この期間に学んだ知識と感謝の気持ちを忘れずに頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。
解剖学実習を終えて
萩森 さち子
今日で解剖は終わりです。本当にありがとうございました。約二ヵ月と言えば、とても短い期間ですが、この解剖で学んだことから、これから私の医師としての人生が始まります。解剖が本当に現実的になったのは、解剖前日の夜でした。自分が今までの人生で経験したどんな事とも違う、まさに神の領域と思う所に足を踏み入れる事を実感しました。正直に申しますと、不安で不安でたまりませんでした。ご遺体から学べる全ての事を学ぼうと決意しました。私が医師として生きる第