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今思うには実習が始まる前に、看護学科のレベルで彼女らの教科書を一読することを勧めて下さい。看護学科の解剖学教科書ならそれほど負担になりません(だからと言って休みの間に予習できなかったのは私の怠慢なのですが)。講義・実習の初期に看護学科のレベルで総論の筆記試験を行ったのは良かったと思います。あの時期の試験には学生の間で不満も多いですが、その後に各論的な知識を整理してつなげるためには有意義です。

臨床医学との関係に力を入れていたのも良かったと思います。ただ、臨床の先生方に講義していただく時期は、実習後半ではなくて早い方がいいと思います。解剖と臨床の関係を早くから意識して勉強することが効果的です。あくまで解剖なので限界はありますが、今後ともエコー実習、眼底鏡隅角鏡実習、内視鏡実習など行って欲しいものです。

週あたりの時間数が多く、三か月間という短期に集中して行う教育では、予習が間に合わず、知識が整理できません。講義と実習の整合性もよくありません。総論的な講義の間に、実習作業に準じて解説する講義を入れて下さい。短期に実習が集中していても、例えば同一部位の示説を実習一回で終わらせずに、復習の意味で二回に分けるなど工夫ができます。一度のデモ(模範)を見て試行錯誤した後でもう一度デモを見ればわかるようになると思います。また毎回の課題を決めるよりも、週単位で課題を設定すれば、グループの中で全員がその課題に参加することも可能ではないでしょうか。現状では、分担した者

 

 

 

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