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社会に出て患者さんと向き合うようになるまでに、必要な知識を学び、自己を磨いていこうと思う。そうしていくことこそがご遺体の方々のご意志に報いることであろう。

私は「人の為」にの思いやりの心を持ち続け、患者さんの立場に立ち、患者さんの気持ちを理解できる歯科医師になりない。その為には社会に出るまでに知識や技術を学び、自分をもっと磨いていきたい。それこそがご遺体の気持ちに報いることであり、感謝の証しにもなると思う。これからも「名医ではなくても良医になれ」という先生の言葉と「人の為に」という気持ちを持ち続け、社会に求められる歯科医師になれるよう頑張っていきたい。

 

解剖実習で気付かされたこと

 

桜田 智子

 

今回の解剖実習は私にとって大切なことを教え、気付かせてくれたものでした。もちろん、学問的知識は数多く得ることができました。この実習ほど鮮明に物事が頭に入ってきたことはありませんでした。実際、自分の手で解剖していくことにより、感触や視覚から入ってくる情報や知識は、素晴らしく新鮮で明解なものでした。特に、頭頸部の脈管、神経を求めていくにあたってはとても興味をそそるものがありました。さらにもう一つ、私にとって一番大きな収穫は自分の変化に気付

 

 

 

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