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1-8 その他の携帯情報端末

 

(1)ワープロ

文書作成機能を重視しており、文書作成が容易にできることと、主流はプリンター内蔵型であることが利点である。表計算/グラフ作成機能はあるものの、高度情報処理及び大容量データの蓄積機能は備えていない。最新機種では、カラー画面の採用/画像取込みや編集機能/インターネットへのアクセス機能など、マルチメディアに対応した高機能化を展開している。液晶画面は、DSTN方式が主流である。また、軽量・小型で携帯性に優れ、市販の乾電池で60時間の稼動を実現した機種も発売されている。しかし、最近ではパソコンの低価格化が進み、ワープロ専用機の売上げは減少傾向にある。

 

(2)ハンディターミナル

ハンディターミナルは、業務専用端末として特化されたものであり、その種類も多岐にわたることから、市販の携帯情報端末とは性格が異なる。ハンディターミナルの歴史は長く、業務用に特化した携帯情報端末として、運輸/宅配/倉庫などの多方面の業界で活用されている。ハンディターミナルは、PDAよりやや大型で重いが、ペンパソコンよりは小型である。ただし、表示画面はPDA・ペンパソコンより小さい。入力方式はペン入力/タッチパネル/テンキーボードの3タイプがある。また、一部の機種ではプリンター内蔵型も発売されており、ガス・水道検針など、現場において各世帯に渡す、検針量確認用紙の印刷が必要な業務で活用されている。

 

 

 

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